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「女の橋」「船場の娘」「大阪の女」織田作之助【読書感想文】

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本日の感想文はなんと三つ分です。

「女の橋」「船場の娘」「大阪の女」

織田作之助の短編三つ。

何故この三つをまとめたかというと、この作品実は親子三代のお話なんです。

 

勿論一つずつでも読めます。

が、出来れば「女の橋」「船場の娘」「大阪の女」の順番で読んでもらえると

楽しみが倍増するのではないかと思います。

 

…楽しい話、いい話、とするかどうかは別問題になると思いますが。

 

 

 

・「女の橋」あらすじ

伊吹屋の番頭、藤吉は店が一番大事な店思いの番頭です。

その番頭が一番頭を悩ませているのが若旦那の恭介のことでした。

恭介は先代ほど能力がないため、若旦那としてそれなりに遊んでいてもらうことが

店にとっても本人にとっても安心だ、と考えました。

ところが恭介はそんな藤吉の思いを知ってか知らずか

贔屓の芸者の小鈴との間に子を作ってしまいます。

藤吉はなんとかして別れさせ、子供は恭介の元、つまりお店で引き取りました。

その引き取られた子、雪子が成長して女学校を卒業する頃

小鈴が大阪に戻ってきます。

成長した雪子が舞う舞の、三味線を弾かせてほしいと昔の仲間にお願いするのでした。

 

 

・「船場の娘」あらすじ

伊吹屋の一人娘として育った雪子は、

伊吹屋に奉公している秀吉と心を通わせていました。

ですが秀吉は意気地に欠ける男でした。

二人は駆け落ち寸前までいきますが、結局雪子は番頭の藤吉に連れ戻されます。

月日は流れ、二人はと太左衛門橋の上で再会します。

雪子は芸者として、秀吉は妻帯者として。

二人は少し言葉を交わし、別れを告げたのでした。

 

 

・「大阪の女」あらすじ

雪子が店主を務める喫茶店「千草」に島村、という男が訪ねてきます。

島村は徴兵前にこの店に通っていたお客さんでした。

島村は何度も千草に通うようになり、

次第に雪子の娘、葉子といい仲になっていたようでした。

しかし島村はいってしまえば良い所のお坊ちゃんで

葉子は雪子の…芸者の娘です。

身分があまりに違いすぎる、それでも島村の家の人が許すならば

私も結婚を許しましょうと雪子は言いました。

その話題が二人の口から上らなくなった頃、葉子は駆け落ちをしようとします。

 

 

 

・わからなかった言葉

 

樟脳

衣類の虫よけや芳香剤に使われる。カンフル剤などの薬品にも利用されている。

現在は気分をリラックスさせるアロマテラピーの素材としても需要があるらしいです。

 

大阪府大阪市の地名。

 

 

・感想

こんな三部作です。

親子三代それぞれ時代や地域に翻弄された三者三様の話を描いています。

どれもそこまで長い話ではないので、

出来れば三作一気読みしてもらいたいな、と思ってしまいます。

三人の対比が鮮やかなこと。

現代ではあまり考えられない家と家とのつながりとしての結婚など

現代との違いもとても考えさせられるものです。

 

いや、今でも結婚は家と家の繋がりなのかな…??

 

冬島自身は家の繋がりがとても薄い家に育ったので

正直「結婚したら女は実家を捨てる」だとか「嫁に貰われる」と言った感覚がさっぱり理解できないんですよね。

 

三人の女性がそれぞれ不幸だったかというとそういうわけではなく

ただ幸せだったか?と聞かれると首をかしげてしまいます。

 

人生の最後に報われれば幸せと呼べるのか。

娘の幸せが見れれば、母は幸せなのか。

親を捨てて好きな人と生きていくのが幸せなのか。

 

うーん…幸せってなんなんでしょうね?

葉子と雪子はまだ先があるから、

できるならば幸せな未来があってほしいな、と思います。

 

今の時代の女性の幸せとは…?

男性は…?

そもそも結婚は幸せにつながるのか……うーん、色々考えてしまいますね。

 

個人的には、こういう風に好きになれる人が出来るって言うのは幸せなんでしょうけれど

なんかもう今生きるのに必死過ぎて

あと子供産んでもその子の未来がなさ過ぎて

…男女の仲になるってあんまり考えたくないなぁと思います。

 

経済的事情がなにもないなら良い…いや、良くないかな。

折角生まれてきても、幸せになるんだろうかって考えてしまいます。

 

子育てはしたい派なんですけど

それだけじゃ無責任ですものね。

 

ここまで考えたところで私今彼氏とかいないんですけどね!!!!

 

二次元の推しに金を払うので忙しいです…。

 

ではでは