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「アド・バルーン」織田作之助【読書感想文】

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本日の読書感想文は織田作之助のアド・バルーンです。

実はこの話かなり前に読み終わってたんですけど、適切な感想をかけそうにないなーと寝かせていたんですよね。

 

萌えて苦しかったんです。

 

まぁそういうのは後から触れるとして、いつも通り冷静に頑張って感想を書きたいと思います。

 

図書カード:アド・バルーン

 

青空文庫でも読めるので是非どうぞ。

そんなに長くはありませんのでさらっと読めると思います。

 

 

あらすじ

噺家の父の子として生まれた「私」は父譲りの話の上手さで、面白おかしく自分の生まれや育ちを語っていました。

母は、自分を産んですぐ死んでしまった。

父は一人で育てられず、そこから何度も家を転々とした。

時には父の元に戻って、継母と腹違いの子とも暮らしました。

別段いじめられたとか、取り立てて不幸というわけではありません。

 

けれど、小学校を出るころに奉公にでる、と決心しました。

「その方が悲壮だと思ったから」

けれど、それもあまり長くは続きません。

子どものころからひとところに留まった記憶がないものですし

と言い訳をしながら生家にちらと戻ってみれば

また違う女の人が父の横に収まっており

腹違いの子たちは継子となっていました。

 

「私」は奉公中も忘れていなかった初恋の相手に会いに行こうと決心します。

持ち合わせはないので鉄道をたどって大阪から東京へ。

そうしてついたころにはお金はほとんどなくなってしまいました。

その頃には格好も乞食のように汚らしくなっていて

それを嫌った初恋相手はお金を渡すから帰ってくれ、と言いました。

 

結局「私」はみじめなことにそのお金を受け取って大阪へ戻ります。

戻ったら、死のうと思って。

大阪に戻ってさぁ、死のう。だがその前に残った銭を全部使ってしまおう。

さぁ、使ってしまったぞ、死のう。

そうは思うけれど、なかなか決心がつきません。

まごまごしているうちに秋山という男に出会います。

 

秋山は粗末な食事と寝床を与え、小銭の稼ぎ方を教えてくれます。

そうして奇妙な共同生活が始まりました。

そうやって日々しのいでいたところ「私」に新しい仕事の口が来ます。

秋山も後押ししてくれたので「私」は新しい仕事へ向かいます。

しかし、三カ月ほどでその仕事の主人が死んでしまう。

仕方なく元の場所へ戻ると秋山はそこにいなかった。

 

「私」は稼ぎながら秋山へお礼をするために貯金をしようと考えます。

順調に貯金がたまってきたころ、面白がった新聞屋が

「そのことを記事にしていいか? 秋山氏名乗り出てくれ、と宣伝する」

と言ってくれます。

そうして、新聞の記事になり、秋山と「私」は数年ぶりに再会します。

 

5年後また会おう、という約束をして二人は別れます。

5年後、お互いにそれなりの紆余曲折を経て二人は再会しました。

ですが、そこには思わぬ人物がやってきます。

それは「私」の父親でした。

 

という感じのお話です。

父親はどうしたのか、というらへんは是非読んでみてください。

 

感想

あんまり重くなく、さらっと読める割にこの主人公の人生があまりにも波乱万丈ではらはらしますね。

不幸とまでは言わないけれど大変だった少年時代。

少年時代の淡い初恋を追いかけて無茶な行軍。

それから、初恋がある意味当然の形で破れて、やけくそへ。

やけくそから、拾う神があってなんだかんだて父の姿を重ねる様な職業へ。

 

うーん…自分がそうなるのは嫌ですけど、興味深く読めますね。

あと少年時代にお祭りの描写があるんですけど

そこがなんとなくわくわくします。

大阪の下町のお祭りの情景が見たことないけど浮かぶような、そんな気持ちになれますね。

 

やっぱりオダサクのそういった大阪愛みたいなところはとても楽しく読めます。

 

あと、後味が悪くなく、大団円とまではいかなくても

そこそこ皆幸せ~で終わるので暗い気分になりたくない時にはぴったりですね。

よかったね~でほっこりして終われます。

 

 

 

________
  <○√  <しまった、ここから下は腐臭がするぞ!
    ∥      オレが止めているうちにブラウザバックするんだ
   くく     早く!早く!BL耐性がないやつは逃げろ!

 

 

 

 

 

 

 

逃げました?

大丈夫です?

 

BL的視点感想

 

初恋が適わず傷心で地元に帰ってさぁ死ぬぞ!

ってなったけれど死ねない主人公。

そこを知ってか知らずか声をかけて

粗末ではあるけれど食べ物を与え、寝床も与えての共同生活

 

 

これだけで萌えられるのが腐女子のサガというかなんというか…。

 

別の職場で働くことになって、戻って来たら彼がいなかった。

それだけで終わるなら、秋山にも秋山の事情があるもんなーですむんですよ。

 

そこで普通「秋山」って名前の通帳作ります?

恩人だから作るんですかね?

でもでも、まず自分が生きるのにもカツカツなのにそんな…そんな…

あーーーー尊い

 

で、新聞でその二人の話がのっちゃうわけですよ。

当時情報の入手場所が限られてるとはいえ相手が新聞読んでなくちゃ出会えない。

結構分の悪い賭けだったんじゃないでしょうか。

でも、きてくれる。

正直来なくたっていいものを来る。

そして新聞も多少の誇張はあるけれど宣伝してくれるんですよ。

 

優しい世界……。

 

そしてまた五年後って約束をして離れる二人ですよ。

あーー五年後会えるんですね。あーーーーあーーーーー。

 

恋愛にしか見えない……(おかしい視点なのは承知してます)

 

ちょっと同志さんは読んでくださいお願いします。

これの隙間を妄想で埋めるだけで1万文字書けそう……はーすき…。

 

 

ではでは!!